読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

こじらせ腐女子の腐れ日記

書いてそのままの、色々拗らせた腐女子の日々悶々。

涼宮ハルヒは何を憂いているのか【涼宮ハルヒの憂鬱】

涼宮ハルヒの憂鬱、アニメ10話。

ひとえに、反逆の朝倉涼子でした。朝倉涼子が主人公回でした。

 

「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」

あら、まるで晩御飯の献立でも教えるかのよう。軽やかな口調で告げた朝倉は、ナイフ片手に丸腰キョンへと斬りかかってきますね。

何にもおかしいことはしていないのよ?と言わんばかりの、至って普通の表情がとっても怖いですね。

女子高生が護身用で持ち歩くにしては、やたらとファイティングなナイフをぎらつかせつつ、空間を自在に操ってキョンへと迫る朝倉。

そして追い詰められた彼に襲いかからんとしたその凶刃を、素手で握り止める長門

 

あらかっこいい……

 

予想だにしなかった相手がいきなり敵意剥き出しに武器を向けてくる、っていうそのギャップ。シチュエーションが大変ツボ。

あと、普段は至って大人しいのに、事が起きると突然超人的腕前を発揮するそのギャップもまたツボ。

 

これが「ビミョーに非日常系」だと?

 

涼宮ハルヒの憂鬱って、お騒がせ美少女が繰り広げるドタバタ学園コメディーだと思ってた時期もあったんですけど、話を知れば知るほど

ライトノベルの皮を被った本格SF」とはよく言ったもんだ。

そもそも、この作品のキャッチフレーズ「ビミョーに非日常系」なんですけど、それはちょっと誤謬ありますね。

 

世界を手中に収めてる神様だの。Xメンさながらのエスパー少年だの。ペコポン観察のためのヒューマノイドだの。時をかけるミラクルメイド少女だの。

そんな輩の集まった世界が、ビミョーに非日常の一言で済まされるとは思えない。

大体、物事が思い通りにならないと無意識に世界を崩壊させてしまうヒロインがいるなんて、ビミョーに非日常系で済みますか。

クラスメイトがナイフ片手に斬りかかってくるのが、あくまで”ビミョーに”非日常系で済むんですか。

 

済むんですね、これが。

今や、道を歩けば通り魔に刺され、歩行者天国にトラックが突っ込んできて、駅へ行けば自殺者多発。会社に行けば過労死多発。現代日本は死に満ち満ちたご時世な訳です。

多少の刀傷沙汰、流血沙汰くらいビミョーに非日常系の内でしょう。

なんて強烈な社会風刺だ……('ω')

 

その上で題名が『涼宮ハルヒの憂鬱

少女ハルヒが憂いているのは、荒んだ社会と現代人達の心をおいて他にないのだ。

 

クレジットカードのキャッシング枠